奈良教育大学先導理数プロジェクト Advanced Education of Science and Mathematics
 
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松山 豊樹 (プロジェクト代表)
伊藤 直治

奈良教育大学

協定調印式会見概要

大和郡山市 上田清市長 会見概要

この部屋で協定を調印させて頂くのは、2回目となります。いろんな形で勉強させて頂いていることに感謝申し上げます。 実は、私個人としまして、今年一番感動したと言うか印象に残っている本、それは「博士の愛した数式」という本でございます。映画にもなりました。著者は小川洋子さんでありますけれども、モデルとされた藤原正彦さんとの対談集が最近出されました。「世にも美しい数学入門」という本で、その中の一言を引用させていただきたいのですが、こう小川洋子さんはおっしゃっています:

「学生時代あれ程苦手だった数学が、芸術や自然と同じように人に感動を与えるものである事を知り、私は驚いた。そして偉大な数の世界の前で頭を垂れ、叡智の限りを尽くして、そこに潜む真理を掘り起こそうとする、数学者の健気な姿に感動を覚えた。」

具体的な話としてよく覚えているのは、江夏の背番号28が完全数1)であるという話でした。一桁では「6」、二桁で「28」、あと三桁で一つ、四桁で一つ、その次は八桁に飛ぶという、私もこんなことを小学校の時に教えて頂けたら数学が好きになったなぁと思います。 キーワードは感動だと思います。学生の皆様方は、理数科の具体的ないろんな知識を大学で学ばれていると思いますが、是非、子供に感動を与えて頂きたい。感動は必ず次のステップに繋がっていくと思います。感動がなければ逆に義務感だけでの学問になると思います。感動があれば自ら育っていく。その自らの育つ力を学生の皆さん方が、子供に与えて頂ければ本当にありがたい。そしてまた、子供たちがどんな時に生き生きとした目をするのか、どんな時に感動するのか、どんな言葉で力を得ることができるのかという事を観察していただきたい。そして双方にプラスになる事を心から期待します。感謝を込めた挨拶とさせて頂きます。本当にありがとうございました。

1) 完全数とは、自分自身以外の約数の和が、自分自身になるような自然数。

  


曽爾村 宇山禎則村長 会見概要

今、調印をさせて頂きました。本当に感激をいたしております。 私たちの村は、私はいつも言っているのですが、大きな二つの宝物があります。その一つは景観でございます。美しき四季、鎧岳・兜岳・屏風岳、曽爾高原、非常に多くの美しき景観。そしてもう一つは、古い古い歴史です。古事記・日本書紀に出て参ります曽爾、これは「漆部(ぬるべ)の里、曽爾谷」、漆部と申しますと漆です。漆の発祥地だという風に考えております。今、県では1300年の記念をやろうという事になっておりますが、その漆の歴史が1300年。おそらく奈良の都が栄えた頃の漆を曽爾村から持ってきたのではないかという、いわゆる文化の発祥地でもあります。

そんな美しい自然の中で勉強していただく。今ちょうど本当に地球の温暖化で環境が悪くなっています。子供たちが環境の良い所で勉強することによって、人間がどうして生きていけばよいか、どうして科学を研究し、どうして人の為に生かしていくのか学んでいただけるのでないかと思います。少し先輩になりますが、萩原四郎さん、石原裕次郎の「赤いハンカチ」でありますとか、いろんな曲の作詞をされたのも曽爾の方でございます。また同時に楳図かずおさん、漫画家でございますが、曽爾でお父様が学校の先生をされていた時に、曽爾の景色を見て「『私はこの漫画を書く』という意欲を沸かしたんですよ」という話を伺いました。

そのような先輩もおりますので、日本を背負って立っていただく奈良教育大の学生の方々に、夢と希望を抱いて頂くことが出来れば、本当に光栄だなと。我々も最善を尽くして支援をさせて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

  


奈良市教育委員会 中尾勝二教育長 会見概要

先導理数に関わる協定書の締結をさせて頂きました。これまでに至ります関係の皆様方のご努力に、深く敬意を表する所存でございます。 平成16年からの奈良市の学校教育の支援事業に関するスクールサポーターということで、毎年奈良教育大学から教員を志す学生が学校現場で様々な事を体験し、また学校にとっての教育力を向上させるという目的の授業がございますけれども、まさにその中心が奈良教育大学の学生さんであるということで、私共も大変心強くまたその派遣されている学校での活躍については、大変嬉しく思っているところでございます。

また私共様々な教育改革についていろんな委員会を形成・設置いたしておるところでございますが、そういった中に奈良教育大学の先生方が本当にいろんな意味で積極的に委員として、奈良市の教育のあり方についてご指導・ご助言いただいております。この点もこの場を借りてお礼を申し上げたいという風に思っております。

日本は「理数科離れ」という事が言われてずいぶん久しくその言葉を耳にするようになっております。確かにいろんな背景があって国際的にも日本の子供達の学力は評価をされているところですけれども、やはり理科・数学の勉強に対する思いが国際調査では各外国の子供達の調査から見ますとどうも平均を下回っている。「その事を学んでいったいどうなるんだろうか?」、学びに対する楽しみ、あるいは意欲というものが日本の子供達に、特に理数科に対しては、年々減ってきているのではないか、こういうご指摘も頂いております。そうした中で奈良教育大学の先導理数の授業が、こうして小学校・中学校・高等学校と結ばれ、まさに理数に強い教員を養成しようという熱い思いを持って進めて頂いているという事を非常に教育委員会といたしましても心強く思っているところでございます。

今回は市立一条高等学校との、まさに高大連携という形でこの事業を進めて頂くということになります。また、国立大学と市立の高等学校がこうした形の中で協定を結んで頂くという事、市立の高等学校の数が限られているわけですが、まさに私は全国的にもあまり例のない交流ではないかなという風に思っております。しかも、もう既にお互いが実績を積み重ねながら今日に至っているという事も、これからどうしていこうという事ではなくて、むしろ一定の土台が出来上がって更にこれを深め広げていこうとこういう風に考えさせて頂いているところでございます。この先導理数の事業を通して、奈良教育大学・一条高校がこれからの理数科教育の新しいカリキュラムや指導方法についてしっかりと研究いただき、そしてその事が将来的には奈良市内の小学校・中学校の生徒達が理数科を好きになる、興味を持つ、そして確かな学力を身に付けるという事に繋がっていく事になればと念じているところでございます。

この協定によりまして、一条高校・奈良教育大学が飛躍、更なる発展を遂げて頂きますことを記念いたしまして、喜びと感謝を申し上げたいと思います。

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